転貸ビジネスのサブリース

サブリースとは、いわゆる不動産用語で、大きな意味での転貸をするビジネスを指す言葉です。
これは実は和製英語で、サブリースというかわりに、マスターリースという言葉を使う場合もあります。
金融的な転貸事業や、海外の投資家向けのサービスである場合には、マスターリースという言葉を使う方がわかりやすかったり、通じやすかったりします。
その反対に、いわゆる日本の個人的な不動産保有者に対する場合には、サブリースという言葉が用いられる方が多いように見受けられます。
サブリース、マスターリースというのは、不動産オーナーのために行われるサービスです。
ここに、ある不動産オーナーがいたとします。
この不動産オーナーは、ビルを一つもっています。
このビルを、複数の区画にして、そのそれぞれの部屋を賃貸に出そうとします。
その場合、不動産オーナーは、ひとつひとつの部屋に、入居者、テナントを探してこなければなりません。
ただ探すだけではなく、賃貸条件を交渉し、賃貸借の契約を締結したり、更新なども行っていかなければなりません。
なにより、テナントが出て行ってしまったら、その分の賃料の収入がなくなってしまいます。
そうなると、また急いで次を探さなければなりません。
そうやって、収入のアップダウンを自分の手腕でコントロールしていかなければならないのです。
それを、誰かに一括して貸してしまえたら、不動産オーナーにとっては、とてもありがたいことになります。
これが、サブリース、もしくはマスターリースです。
この場合、不動産オーナーが、ビル全体を丸ごと貸してしまう相手に、固定もしくは変動的な賃料で、ビルを貸してしまいます。
そして、このビルを丸ごと借りた人が、サブリーサーと呼ばれます。
このサブリーサーが、そこから自分の設定した賃料や条件で、テナントにそれぞれの区画を賃貸していくのです。
たとえば、10区画あるビルの不動産オーナーが、月額100円の賃料でビル全部をサブリーサーに貸したとします。
それを、サブリーサーが、1区画15円としてテナントを募集します。
もし、全ての区画が埋まったら、月額150円の収入となり、サブリーサーは、不動産オーナーに対する賃料100円を差し引いた50円を利益として得ることができるのです。
この賃料をいくらにするか、そしてどれだけたくさんテナントを入れることができるかというのは、サブリーサーの手腕が問われるところですので、もうけられるかどうかは、サブリーサーの腕次第ということになります。